第138回  北海道苫小牧市でご当地料理と地酒を堪能

今回の舞台は、北海道最大級の港町、苫小牧市。 苫小牧港は北海道の海の玄関口として知られ、日本一の漁獲量を誇るホッキ貝を使ったほっきカレーやバッテラは観光客に大人気です。豊富な自然が育んだ食材の宝庫で、ひと手間かけて仕上げる名居酒屋をご紹介します。

バードウォッチングの聖地として知られるウトナイ湖は「野鳥の楽園」「植物の宝庫」ともいわれ、現在までに約270種を超える野鳥が観察されています。渡り鳥が越冬するための中継地にもなっており、湖畔に広がる湿原で太田さん、自然が織りなす営みの尊さに感銘しました。

さてお待ちかねの居酒屋巡り。夫婦で営む老舗の店 「割烹 海辺」を初訪問。地酒の品揃えと酒に合う味付けの肴が人気の秘密だとか。まずは女将おすすめ「箱館物語 純米」の燗で。苫小牧産磯つぶ貝や山菜など四点盛の前菜は、呑んべい納得の逸品。刺身三点盛にカニが贅沢に盛られた茶碗蒸しは、旨味が凝縮した味わい。北海の鮮味を堪能できる割烹酒場で、今宵も太田さん、ほっこりと心地よく酔いしれました。

太田和彦のふらり旅 新・居酒屋百選
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