第137回 北海道札幌市で歴史と再訪の名店を満喫
今回の舞台は、北海道の県庁所在地である札幌市。日本を代表する観光地として、海外からも多くの旅行客で賑わいます。 札幌市時計台や羊ヶ丘展望台のクラーク博士像は人気のフォトスポット。 特に夏の北海道は、快適な気候と豊富な自然、食文化で旅人を魅了します。その歓楽街の片隅で、太田さんが絶賛する老舗の居酒屋をご紹介します。
北海道開拓の村は、明治から昭和初期にかけて建築された道内各地の建造物を、広大な敷地に移築復元・再現した野外博物館。開拓時代の人たちの知恵と努力を見ることができ、まるで村全体が展示場のよう。歴史建造物好きの太田さん、当時の空間を存分に満喫しました。
さて待望の居酒屋巡り。選んだ名店は十数年ぶりの再訪となる老舗の人気店「魚菜」。居心地のいい空間で、店主の腕が光る酒肴の数々。まずは「砂川彗星 特別純米」の燗から。お目当てのうに二種盛は、磯の香りがふくらみ濃密な甘さが広がる旨さ。道内でも珍しい八角の刺身は、脂ののりが格別。かき山椒煮は、品のある深い味わいの逸品。そのどれもが感動を覚える旨さに、再会の喜びも相まって贅沢な気分を味わうことができました。