7月22日~7月26日

7月22日(月)
「遂に"岸田おろし"活発化!? 波乱必至の秋政局の行方を徹底分析する!」

ゲスト:鈴木 哲夫(ジャーナリスト / 番組コメンテーター)、山田 惠資(時事通信解説委員)

"首都決戦"都知事選・都議補選を受けて、9月の自民党総裁選、立憲民主党代表選、さらには公明党大会に向けて"秋政局"が活発化しそうだ。 派閥の裏金問題を受け、自民党は改正政治資金規正法を成立させたが、極めて中途半端な内容で、岸田内閣に対する世論は未だ厳しい...。菅前首相は、公然と「岸田おろし」ののろしを上げ、既に党内では「岸田退陣」を前提として、党総裁選を巡り動き始めたか...。
 一方、野党立憲民主党も、都知事選での蓮舫氏惨敗を受け、党内から公然と「泉おろし」の声が...。また政権交代を求める世論の高まりの一方で、野党共闘の在り方と、連合の「非共産」路線との整合性など、野党第一党として解決すべき課題も多い。
ゲストは、長年政治を見続けてきたジャーナリスト、鈴木哲夫氏と、時事通信の山田惠資氏。都知事選での「石丸現象」という全く新しい事態も含めて、波乱必至の"秋政局"の行方を徹底分析する。


7月23日(火)
「米大統領選バイデン氏決断の裏側とトランプ氏の新戦略」

ゲスト:渡辺 靖(慶應義塾大学教授)、小谷 哲男(明海大学教授)

大統領選撤退への圧力がピークに達していたバイデン大統領。頑なに勝利への執念を示していたが、なぜこのタイミングで決断したのか?バイデン氏はオバマ元大統領やペロシ下院議長からの撤退圧力に激怒していたとも言われているが...。民主党内で何が起きていたのか、その裏側を探る。
一方、共和党のトランプ陣営は今、勢いに乗っている。先日の党大会ではいつものトランプ節を封印して党員・有権者にソフトに訴えたトランプ前大統領。家族との絆を強調し、政策も過激なものから中道路線とシフトさせるという新たな戦略を打ち出している。トランプ氏が描く勝利へのシナリオとは?
ゲストは米政治と社会、文化に造詣の深い慶應義塾大学教授の渡辺靖氏と、国際関係と安全保障が専門で、米政権に独自のパイプを持つ明海大学教授の小谷哲男氏。各種世論調査では一歩リードするトランプ氏。一方の民主党に新たな戦略はあるのか?分断が進む米社会と今後の大統領選の行方を読み解く。


7月24日(水)
「高まる米トランプ氏復権 中国経済回復の道筋は?」

ゲスト:柯 隆(東京財団政策研究所主席研究員)、池畑 修平(ジャーナリスト / 元NHK解説主幹)

18日に閉幕した中国共産党の重要会議・三中全会。習近平政権は「中国式現代化」を推進し、2029年までに改革の任務を達成させるという目標を打ち出した。中国の4-6月期のGDP(国内総生産)成長率は4.7%増と、年間目標の5%前後を下回り、不動産不況を背景とした低迷が続く。三中全会で中長期の景気支援策を示せたか?
中国の最大のライバルである米国は11月の大統領選に向け、大きく揺れている。現職のバイデン大統領が選挙戦からの撤退を表明。一方、共和党大会で勢いづくトランプ前大統領の再選の可能性が高まっている。トランプ氏は中国に対して、関税引き上げなどの強硬策を示しているが、中国経済への影響は?
ゲストは、中国経済が専門の東京財団政策研究所主席研究員・柯隆氏と、元NHK解説主幹で東アジア情勢に精通するジャーナリスト・池畑修平氏。権力集中で「一強体制」が加速する習政権と、低迷する経済の動向、米中関係の今後について議論。


7月25日(木)
「空前の株高の謎 バブルか日本経済の実力か?」

ゲスト:加谷 珪一(経済評論家)、柏木 理佳(生活経済ジャーナリスト)

日経平均株価が一時4万円台を突破して、史上最高値を更新。その後も高水準を維持している。今後も日本株の上昇トレンドは続くのか?失われた30年から脱却し、日本経済は復活したのか?もしくは単なるバブルなのか?
日本の株高の背景には「円安」と「日本企業への期待感」があるという。一体どういうことなのか?好調な株価を維持する上での不確定要素とは?
ゲストは市場の動向に詳しい経済評論家の加谷珪一氏と、経済政策による生活ヘの影響を分析する生活経済ジャーナリストの柏木理佳氏。空前の株高の背景と中長期的な動向を徹底分析。


7月26日(金)
「どうする自民党? 再生へのシナリオ」

ゲスト:小林 鷹之(自民党衆議院議員 前経済安全保障担当相)、鈴木 英敬(自民党衆議院議員 前三重県知事)

「政治とカネ」の問題で揺れた自民党。今月7日に投開票された東京都議会議員の補欠選挙では、8つの選挙区で候補者を擁立するも2勝6敗と惨敗。各地の補欠選挙や地方自治体選挙で軒並み苦戦が続いている。
各社の世論調査でも内閣支持率のみならず政党支持率も低空飛行が続き、〝政権交代〟の声も聞こえ始めている。これまでにない逆風が吹く中、9月に総裁選を控える党内では世代交代を求める声も...。自民党は国民の信頼を取り戻せるのか?
スタジオに自民党の将来を背負う世代の衆議院議員、小林鷹之前経済安全保障担当相、鈴木英敬前三重県知事を招いて、党再生へのシナリオを聞く。