第10話  裁かれぬ宴

呂不韋は子楚(荘襄王)に嬴政を早く太子に立てるよう進言し、子楚は宗室の宴席で嬴政の立太子を宣言しようとするが、華陽太后の仕組んだ演目で母の趙姫を侮辱されたことで怒り心頭に発した嬴政は役者を殺してしまう。子楚は嬴政と趙姫を監禁すると、自身も心労で倒れ、華陽太后はそんな子楚に成嬌を太子にするよう迫る。そんな中、陽泉君は嬴政の出自について嬴傒に耳打ちし、嬴傒は疑惑を抱いて監禁中の趙姫を訪ねる。