第7話  子楚の即位

策にはまり、秦と盟約を結んだ趙の平原君は孝成王になじられ、その場で息絶えた。秦では孝文王(嬴柱)が即位するもわずか3日で崩御し、子楚が慌ただしく新王(荘襄王)となった。呂不韋は密かに歓喜し、子楚の妻趙姫も正妃としての立場を満喫する。丞相には陽泉君が内定していたが、子楚は呂不韋を強引に任命したため、華陽太后や臣下の間には不満が渦巻く。そんな中、謁見に向かう呂不韋の車を狙う集団がいた。