第25話  

妹を心配し、風写月は豊蘭息の気持ちを確かめるべく探りを入れるが、風写月の挙動に不満を抱いた豊蘭息は白風夕こそ唯一無二の大切な人だと告げる。一方、治水工事のための人足(にんそく)が足りないことに悩む豊蘭息に、白風夕は民心を取り戻すには償う必要があると助言し、于鳴から没収した財を民への補償に充てる妙案を思いつく。その頃、刑部尚書・張仲革(ちょうちゅうかく)に如玉軒について調べさせた雍州王は、店主を捕らえて隠泉水榭の榭主を暴くよう命じて...。