第14話  

兵(へい)部による軍馬調達で不正が見つかる。雍州王は豊蘭息を呼び出し、軍馬調達を任せることにする。王宰相の弟であり、兵部侍郎(じろう)の王明海(おうめいかい)が国庫の銀葉(ぎんよう)を横領していると踏んだ豊蘭息は、侍従の任兄弟を東の辺境の地へ軍馬調達に向かわせ、鳳棲梧に証拠集めを頼む。その頃、霧(む)山では太陰(たいいん)老人が後継者を募り、腕試しが行われていた。行方不明の師父(しふ)を捜しに霧山を訪れた白風夕たちは、人助けに来たという皇朝と玉無縁とともに入山するが...。