第16話  手に順(したが)いて羊を牽(ひ)く

高堂秉(こうどうへい)が燭龍(しょくりゅう)だったことが証明され、馮膺(ふうよう)が引責辞任を覚悟する一方、陳恭(ちんきょう)はかつての師匠である李厳(りげん)から西曹掾の地位を約束される。また、荀詡(じゅんく)は獄中の高堂秉を尋問して背後の協力者を探り始め、諸葛亮(しょかつりょう)は再度の北伐を実現すべく尽力する。そうした中、曹魏では雍州刺史・郭淮(かくわい)が甥の郭剛(かくごう)に青萍計画の本当の目的を明かしていた...。