第135回 鹿児島県鹿児島市で絶景と海の幸を堪能
今回の舞台は、多彩な景観が魅力の鹿児島県鹿児島市。今も噴煙を上げる世界的な活火山「桜島」は、鹿児島のシンボルです。そのダイナミックな眺望を錦江湾が取り囲み、豊かな自然から育まれた食材は旅する人々を魅了しています。その海の幸をふんだんに使った料理が大人気、女性3人が営むユニークな居酒屋をご紹介します。
桜島の威容を間近で見てみたい、ということでフェリーを降りて有村溶岩展望所を訪れました。一面に広がる溶岩原と、その上に根を張るクロマツが、非日常の景色を作り出しています。切り立った三角錐の山容、南岳の火口から今も噴煙を立ち上がらせている姿に、一味違う桜島を感じることができました。
さてお待ちかねの居酒屋巡り。鹿児島中央駅の1番街アーケード内にある「半魚人」は、地元の焼酎と新鮮な魚介を提供する海鮮居酒屋です。まずは芋焼酎「八幡」のお湯割りで。旬の魚を揃えた刺身5種盛りは納得の逸品。一押しの干し明太子は、風味豊かで酒のあてにピッタリ。そして鰹の腹皮焼きは、濃厚な脂の旨味が癖になる味。そのどれもが丁寧に仕上げられ、今宵も太田さん、沁み渡る至福の時を堪能しました。