第10話  

王宮に戻るなり雍州王から兄の殺害を企てる息子を戒めるよう厳しく諭された王妃・百里(ひゃくり)氏は、他の者が手を下せば自分たちは無関係だと奸計を巡らす。一方、宗主の代理を任された白風夕は弟子たちを養うために質入れをするが、黒豊息からもらった簪だけはどんなに高値になっても売らないと決め、如玉軒を訪ねる。そんな白風夕の苦労を知った黒豊息は、弟子たちをまとめる方法を教えると持ち掛ける。白風夕はその学費代わりに手作りの麺をふるまい...。