第11話  草を打ちて蛇を驚かす

皇帝が五仙道の掃討を決め、司聞曹は、鎮北将軍・都亭侯の魏延(ぎえん)、平北将軍・漢中太守の馬岱(ばたい)が率いる精鋭軍と共に攻撃に加わった。陳恭(ちんきょう)と翟悦(てきえつ)を五仙道に潜伏させていることを隠している荀詡(じゅんく)は、極秘裏にこの情報を翟悦に知らせ、山神廟を燃やして、彼らが逃げる時間を稼ぐ。一方、この荀詡による隠密行動に気づいた燭龍(しょくりゅう)は...。