第8話  水を混ぜて魚を摸(さぐ)る

荀詡(じゅんく)は、李邈(りばく)から暗号解読の木版を受け取ると、廖会に見張りを頼み、裴緒(はいしょ)と共に陽平関へ向かう。また、糜冲(びちゅう)に同行していた陳恭(ちんきょう)が白帝(はくてい)だったとの情報を得た五仙道の大祭酒・黄預(こうよ)は、目の前の糜冲が本物かを確かめるため、天水から使者が到着すると伝え様子を窺う。一方その頃、大雨で皆が帰宅した後の司聞曹に戻った馮膺(ふうよう)は...。