第7話  天を瞞(あざむ)きて海を過(わた)る

荀詡(じゅんく)は街亭で敗北を喫する原因となった白帝(はくてい)の情報は軍営ですり替えられたと考え、馮膺(ふうよう)の義弟で主記室の孫令(そんれい)に疑惑の目を向ける。だが、馮膺は諸葛亮(しょかつりょう)を守るため、この調査を終結させるつもりだった。一方、糜冲(びちゅう)に成り済まし五仙道に潜入した陳恭(ちんきょう)は、図らずも妻・翟悦(てきえつ)と再会。間諜である彼女は五仙道の聖女となっていたが...。