第6話  

雍州王宮で行われた秋の狩り。鳳棲梧は数匹の狼に囲まれるが、危ないところを豊蘭息に救われた。病弱なはずの豊蘭息の見事な武芸に疑問を抱いた鳳棲梧は、密かに隠泉水榭に文(ふみ)を送り、豊蘭息の正体を探る。豊蘭息の侍従・任穿雨(じんせんう)は、豊蘭息がなぜ病弱なふりをするのか不思議に思い、侍女・環娘(かんじょう)に理由を尋ねる。また江湖では断魂門による襲撃が続いていた。冀州の馬(ば)家が次の標的だと気づいた白風夕は、天霜門の仲間たちとともに馬家へ向かい...。