第6話  屍(しかばね)を借りて魂を還(かえ)す

司聞曹に戻った荀詡(じゅんく)は西曹掾に就任したばかりの李邈(りばく)だけに曹魏の間諜・燭龍(しょくりゅう)について報告する。すると、李厳(りげん)の腹心である李邈は馮膺(ふうよう)を失脚させるために荀詡を利用しようと企み始める。一方その頃、陽平関では陳恭(ちんきょう)が糜冲(びちゅう)を始末することに成功。まんまと彼に成り代わると、張魯の残党で曹魏と通じる五仙道の長老・秦沢(しんたく)と合流し...。