第3話  

祁(き)家に協力を求めるはずが、その子息・祁雲(きうん)を怒らせてしまった黒豊息。白風夕は黒豊息の真意が分からず戸惑う。祁雲から事の一部始終を聞いた祁家の当主・祁延年(きえんねん)は、すぐさま祁雲を連れて黒豊息を訪ね、息子の非礼を謝罪する。そして財産の半分を差し出すことを条件に、宿敵の尚(しょう)家から塩の専売許可証を奪取してほしいと懇願。断魂門(だんこんもん)と尚家の関係を疑う黒豊息は、白風夕を伴って当主の尚也(しょうや)が毎月3日に現れるという妓楼(ぎろう)へ向かうが...。