第47話 長相思の主(あるじ)
つらい修行を続ける甄嬛だったが、ある時、皇后や妃嬪たちが祈祷のため甘露寺を訪れる。甄嬛がこき使われている様子を見た皇后や祺嬪は、甄嬛を大いに辱め、甄嬛の返り咲きはないと確信しほくそ笑む。一方の雍正帝は甄嬛の名を禁句にしたものの、ずっと未練を引きずっていた。朧月公主の満一歳の宴席の帰り、雍正帝は誰もいない碎玉軒に立ち寄り、甄嬛との思い出をかみしめる。
そんな折、甄嬛は1人の高貴な尼と出会う。それは果郡王・允礼の生母であり、長相思の以前の持ち主であった舒太妃、沖静元師だった。