第38回  松永久秀・信長に反旗を翻した名将の実像

松永久秀 「悪人と呼ばれた名将が見た夢!」今回は織田信長と対立し、壮絶な最期を遂げた松永久秀の敗北を紐解き、現代に通じる教訓を探る。信長に先駆け、最初の天下人になったとも言われる三好長慶に仕えていた久秀は低い身分から出世し、大和国の統治を任されるまでになった。しかし、長慶の死後、三好家の一族と重臣からなる三好三人衆と対立。当時、勢いを増し、上洛を目論んでいた信長に協力し、畿内の安定化を図ろうとした。

茶人としても名を馳せていた久秀は信長に高価な茶器を献上し、結束を強めると、反信長勢力との戦いに参加。しかし、室町幕府十五代将軍に就任した足利義昭の不穏な動きに翻弄され、信長と対立してしまう。久秀は打倒信長を目指し、信貴山城に籠城するが、兵力に勝る織田軍に攻められ、無念の自害を遂げる。果たして、久秀に勝算はあったのか?そして、久秀の真の狙いとは?

将軍の暗殺、主君の殺害、東大寺大仏殿の焼き討ち。久秀はこれらの三大悪事を働いたとされてきたが、今日では全て否定されている。では何故、久秀の悪名が今日にまで伝わっているのか?そこには、江戸幕府の体制と価値観が関係していた!