第35回  荒木村重・信長に反旗を翻した籠城戦

荒木村重 「妻子や家臣を見捨てた逃亡!」今回は織田信長に反旗を翻した家臣、荒木村重の敗北を紐解き、明日を生きるための教訓を探る。30代で摂津国の実権を掌握し、その後、信長に臣従した村重は、畿内の合戦のみならず、越前一向一揆などでも戦功を挙げ、西国政策を任せられるなど、異例の出世を遂げる。ところが、突如、居城である有岡城に立て籠もり、信長との対決姿勢を示す。

しかし、期待した毛利氏の援軍を得られず、籠城戦は一年にも及ぶ。追い込まれた村重は、わずかな家臣を連れ、有岡城を脱出。残された妻子や家臣、その家族ら600人以上が処刑されてしまう。村重はなぜ城を捨て、一族を見殺しにしてしまったのか?

その後、毛利家に亡命し、生きながらえた村重は、信長が本能寺の変で倒れた後、「道薫」を名乗り、茶人として表舞台に返り咲く。村重が人生の最晩年に目指したものとは?村重の願いは一族の子孫によって果たされることになる。