第129回 栃木県足利市でこだわりの銘酒酒場を堪能
今回の舞台は、歴史が薫る栃木県足利市。室町幕府を開いた足利尊氏の故郷として知られ、東の小京都とも呼ばれる地。柳並木と蔵屋敷の風情ある町並みが、日常を忘れさせてくれます。今宵は渡良瀬川のほとりで、地元はもちろん県外からの酒好きが集う名居酒屋をご紹介します。
新旧の見どころを楽しめる観光地には多くの旅人が訪れます。まずは足利氏の館跡に造られた歴史ある古刹・鑁阿寺(ばんなじ)へ。国宝の本堂を始め、多宝塔、樹齢650年を超える天然記念物の大銀杏など見どころが満載です。歴史の一時代を彩った一族の栄華をしのぶことができる名スポットに、太田さん、大いに魅了されたようです。
さて待望の居酒屋は、足利で日本酒といえばこの店と言われる老舗「銘酒処 趣茶(おもちゃ)」。親子三代が営む店内は居心地がよく、蔵に出向いて仕入れた日本酒の品揃えと、どれもが日本酒に合う味付けの肴が人気の秘密だとか。まずは「開華 純米吟醸」から。お通しは、あん肝・マグロの漬け・赤エビとホタテと真鯛のなめろうの3品。ひと手間かけた絶品の仕上がりに、太田さん、今宵も美酒に酔いしれました。