第33回 白虎隊・会津に散った若く尊き命
「戊辰戦争最大の悲劇!」今回は会津藩の少年隊士・白虎隊の敗北を紐解き、明日を生きるための教訓を探る。1868年、旧幕府軍と新政府軍の抗争、鳥羽・伏見の戦いが勃発。江戸無血開城がなされた後、新政府軍は抵抗を続ける会津に矛先を向ける。こうした状況の中、300人以上の少年隊士からなる白虎隊が結成された。
会津戦争が勃発すると、白虎隊が出陣し、新政府軍に立ち向かう。その渦中、単独行動を願い出た班が激しい攻防を展開するが、最後は集団自決という悲劇の渦に飲み込まれてしまう。会津の若者たちに「生きる」という選択肢はなかったのか?
生き残った隊士の子孫が残された手記をもとに、知られざる苛烈な戦闘の様子、さらに自刃に至る経緯を赤裸々に語る。若きエリートたちが死に急いだ理由とは?そして、死を免れた若者がその後、歩んだ人生とは?