第128回 冬の富山・射水市で地酒と絶品料理を堪能
今回の舞台は、富山県射水市。県の西部に位置し水産業が盛んな市で、白エビやベニズワイガニなどの多種多様な魚介類が水揚げされることで有名です。また美しいベイエリアの「海王丸パーク」や港町の風情漂う内川は、近年人気の高い観光スポットとなっています。伝統の味を守り続けて70余年、富山の酒と肴の食文化を支える名酒場をご紹介します。
まず訪れたのは、「日本のベニス」と呼ばれている射水市の内川。個性豊かな橋が架かっていることで有名で、どこか昔懐かしいノスタルジックな雰囲気と、港町で培われてきた文化が生活に息づいてます。太田さん、観光船で橋を巡りながら、のんびりとした穴場スポットを愉しみました。
さてお待ちかねの居酒屋は、富山に来れば必ず立ち寄るという「大衆酒場 親爺」。昭和27年開業。まずは「純米吟醸ひやおろし 富美菊」から。おすすめのアスパラ昆布〆と、かじきまぐろ・平目の昆布〆を注文。旨味と風味が増した仕上がりに太田さんも納得。とろろ昆布がのった豆腐とカニ面のおでんは、絶賛の一品。いい出汁加減が、次の燗酒を引き寄せます。今宵も太田さん、食欲も心も存分に満たされました。