1月29日~2月2日

1月29日(月)
「紛糾必至!裏金国会 政治不信招く!?自民党政治改革の行方」

ゲスト:伊藤 惇夫(政治アナリスト)、鈴木 哲夫(番組コメンテーター / ジャーナリスト)

自民党派閥のパーティー収入不記載問題をめぐり、東京地検特捜部は、派閥幹部の立件を断念。不記載額の多い一部の議員や会計責任者の立件のみで捜査はひと段落。これを受け、自民党政治刷新本部は、政治資金の透明性の徹底や派閥の解消などを発表。しかし、法改正の内容や派閥の全廃などに踏み込まなかった。
通常国会は裏金をめぐる与野党の論戦が本格化。最大の論点は、能登半島地震に対する対応と、政治とカネの問題。内閣支持率に加え、自民党支持率も低迷し、これまでにないほど国民の政治不信は高まっている。果たして、政治への信頼回復に資する議論と具体策を決めることが出来るのか?
番組では、かつて自民党内で「政治改革大綱」を取りまとめにも加わった経験のある、政治アナリストの伊藤惇夫氏と、独自のパイプを駆使して自民党派閥や政界の動きなどを取材する、ジャーナリストの鈴木哲夫氏を迎え、通常国会の与野党論戦や政治とカネの実態を徹底検証する。


1月30日(火)
「派閥解散ドミノの舞台裏 自民安倍派5人衆の処分は?」

ゲスト:後藤 謙次(ジャーナリスト)、城本 勝(ジャーナリスト)

通常国会は、「政治とカネ」の集中審議が先に行われ、岸田首相の施政方針演説が後回しとなる異例の幕開けとなった。政治改革はどこまで進むのか、首相から説得力のある言葉は聞けるのか?
自民党政治刷新本部の中間とりまとめには派閥解消の明記はなく、存続を前提にした改革案が列記された。抵抗した麻生副総裁への配慮といわれるが、岸田首相と麻生氏...派閥の存続を巡る対立の舞台裏では、どんな駆け引きがあったのか?
さらに▼不起訴となった安倍派幹部の処分や政治責任は?▼自民党内の権力構造はどう変わるのか?▼秋の総裁選と解散・総選挙へ岸田首相の思惑は?...ベテラン政治ジャーナリストに、揺れる永田町の最新情勢を聞く。


1月31日(水)
「プーチン氏侵攻を正当化! 停戦論議にウクライナ国民は」

ゲスト:渡部 悦和(元陸上自衛隊東部方面総監)、平野 高志(ウクルインフォルム編集者)

プーチン大統領は27日、第2次大戦でナチス・ドイツに包囲された旧ソ連のレニングラード解放から80年の演説で、ゼレンスキー政権が「ナチス親衛隊を称賛している」と強調。ロシアによるウクライナへの侵攻を正当化した。その翌日には、ベラルーシ・ルカシェンコ大統領と会談し、軍需などでの協力を確認したとみられる。
一方、米国の支援予算の枯渇など、欧米の支援疲れが顕在化する中、ゼレンスキー大統領は、ロシアを敗北させることが重要だと強調。欧米側に支援継続を主張している。また、ウクライナ国民も、国際社会で強まる停戦論議に猛反発。世論調査で『平和のために領土を諦めてもよい』は19%にとどまっている。
侵攻から700日を過ぎて、こう着状態のウクライナ。現地キーウから、ウクライナ国営通信の日本人編集者・平野高志氏が現状を生報告。戦況分析と今後について、元陸自東部方面総監・渡部悦和氏と徹底議論。


2月1日(木)
「能登半島地震1カ月 市長に聞く復旧・復興への課題」

ゲスト:御厨 貴(東京大学名誉教授)、茶谷 義隆(石川・七尾市長)

今年の元日、石川県能登地方を最大震度7の地震が襲い200人を超える人が亡くなり、現在もなお多くの人が不自由な避難生活を強いられている。過去の大震災を教訓に今回の大災害にどう対処していくべきなのか?我々が今できること。そして復旧・復興への道のりを考える。
ゲストは、和倉温泉で知られる、石川県七尾市の茶谷義隆市長。現地からリモート出演し、今一番の困りごとや、復旧・復興への課題を聞く。また、東日本大震災時に政府による復興構想会議で議長代理を務めた、東京大学名誉教授・御厨貴氏とともに、当時の復興課題を教訓に「いま必要なこと」を考える。


2月2日(金)
「政治とカネ、派閥...揺れる通常国会開幕 与野党の論客に問う」

ゲスト:佐藤 正久 (自由民主党・参議院議員)、辻元 清美(立憲民主党・参議院議員)

毎月第1・第3金曜日は、ジャーナリストの岸田雪子が、月曜~木曜日で扱う政治・経済・国際問題や安全保障といった硬派なテーマにとどまらず、子育て・教育・カルチャー・スポーツなど、身近なテーマを生活者目線で取り上げ、分かりやすくかつ 週末を迎える視聴者がホッと一息つけるような、明るい未来志向のスタンスでお送りしていきます。
通常国会がスタートしましたが、政治とカネをめぐる集中審議、施政方針演説は後回しと、異例の幕開けとなりました。今夜は、与野党の論客と共に、その行方を占っていきたいと思います。