第9話 正義としての殺人
為頼英介(西島秀俊)、早瀬順一郎(伊藤淳史)、高島菜見子(石橋杏奈)、白神陽児(伊藤英明)らが院長室に集まっていた。南サトミ(浜辺美波)が、病室に血の付いた携帯電話を残していなくなったのだ。早瀬は、イバラ(中村蒼)がサトミを誘拐したものと判断し、付近の緊急封鎖を要請。為頼と菜見子は、もう一度病院を探すが、2人の姿はない。
その夜、1人院長室に残った白神は、デスクに付着したイバラの血液に気づく。デスクの引き出しを開けると、保存していたUSBメモリーが消えていた。
イバラは一家殺害現場で自分を見たというサトミに、何を見たのか教えて欲しいと話す。イバラ自身には記憶がないからだ。2人はトラックの荷台に身を隠し、逃走して行く。
翌朝、診療所にいる為頼と菜見子のもとへ早瀬から連絡が入る。サトミの携帯電話に残された血液がイバラのものと判明したのだ。為頼と井上和枝(浅田美代子)は、やはりイバラがサトミを誘拐したのだろうと話すが、菜見子は疑う。サトミが描く一家殺害の絵と曖昧な記憶に、イバラが関係しているのではないかと菜見子。サトミは記憶を求め、自らイバラに同行したのでは・・・?と。
為頼は白神がなぜ無痛治療にこだわっているのかが気になり、早瀬を訪ねる。しかしちょうど同じころ、早瀬は白神に呼び出されたためにすれ違ってしまった。白神が早瀬に伝えようとしていることとは・・・。