第123回 古都・鎌倉で馴染みの名物料理を堪能
「いざ、鎌倉」で知られる武家政権誕生の地、鎌倉。美しい海と山に囲まれ、歴史ある落ち着いた空気感が訪れる人々を魅了します。湘南の海は太田さんにとっても憧れの地。かつて創作活動をともにした仲間を訪ね、夜は馴染みの名店へ。とっておきの鎌倉旅をお届けします。
鎌倉の西側にある今小路通りを抜けると、旧知の友人が営むギャラリーに辿り着きました。鎌倉在住の写真家・十文字美信さんは、太田さんとは50年以上のお付き合いだとか。新作の展示を前に、早速芸術談議に熱がこもりました。
夕暮れ時、お待ちかねのお店は提灯の灯りが出迎えてくれました。平成7年開店の「よしろう」。素敵な女将・姫田さんが振る舞う家庭料理は、常連さんに大人気の名店です。まずは太田さん、大七の燗酒から。柿白和え、野菜たっぷり味噌汁など4点盛りのお通しは、酒のあてにぴったり。いわしひらきは、小ぶりの大きさで上品な味わい。名物のしらすねぎオムレツは、湘南のしらすがたっぷりと入った一品。優しくおいしい肴とのんびりとした居心地の良さに、太田さんも大満足のひと時でした。
観光地でありながら生活感が息づき、何度訪れても飽きない場所。 太田流、裏鎌倉めぐりを堪能します。