12月11日~12月15日
12月11日(月)
「イ軍ガザ南部にも侵攻! 試される国際世論の力」
ゲスト:宮田 律(現代イスラム研究センター理事長)、前嶋 和弘(上智大学総合グローバル学部教授)
イスラム組織ハマスのイスラエル奇襲攻撃から2カ月余り。人質解放のため、一旦合意した戦闘の一時休止も7日間で決裂。イスラエル軍は、主戦場をパレスチナ自治区ガザの北部から南部に移して攻撃を激化している。
ガザでの死者は2カ月間で、1万7千人を超えた。このうち民間人の犠牲者は戦闘員の約2倍に上るという。また、半数が子どもとされ、イスラエル側もこれを認めているが攻撃を弱める気配はない。
イスラエルに対する批判は高まり、米国防長官も「イスラエルの戦略的敗北の可能性」に言及し始めた。果たして潮目は変わるのか?そして国際社会に出来ることとは...!?
12月12日(火)
「政府自民に激震!裏金疑惑 与野党に問う政治とカネ」
ゲスト:牧原 秀樹(自民党衆議院議員)、落合 貴之(立憲民主党衆議院議員)
自民党5派閥の政治資金パーティーを巡る疑惑で永田町に激震が走る。中でも最大派閥の安倍派が数億円の収入を記載せず、所属議員に還流させていた疑いが浮上。
この問題を受け、岸田首相は派閥を離脱し、派閥パーティーを当面自粛する方針を打ち出した。だが、これで信頼回復ができるのか?裏金疑惑にどう対処するのか?
一方、「勝負どころ」といわれる中、立憲民主党は長きにわたる党勢低迷から抜け出せない。その原因は?野党は自民党にどう対峙していくのか?
「政治とカネ」「世襲と派閥」の問題を与野党の中堅議員が本音で激論。
12月13日(水)
「岸田首相は安倍派を更迭!? 裏金疑惑で問われる自民派閥」
ゲスト:古賀 誠(自民党元幹事長)
自民党5派閥の政治資金パーティーを巡る疑惑。野党から「令和のリクルート事件」との声も上がる。リクルート事件は1988年に発覚した戦後最大級ともいわれる汚職事件。当時の竹下政権は退陣へと追い込まれた。その後1994年に政党交付金について定めた「政党助成法」が成立。税金から政党に助成金を出す代わりに、企業や団体からの献金などは禁止されたが...なぜ「政治とカネ」の問題は繰り返されるのか?
岸田政権は各社の世論調査で軒並み、過去最低の支持率を更新。30年ぶりの宏池会政権の誕生だったが...。宏池会の名誉会長を務めた古賀誠氏が生出演。政治理念「宏池会イズム」と、今の自民党政治について語る。
12月14日(木)
「財政規律の緩み加速! 補正予算の無駄遣いを徹底検証」
ゲスト:森信 茂樹(東京財団政策研究所研究主幹)、須田 慎一郎(番組コメンテーター / 経済ジャーナリスト)
13日閉幕した臨時国会では、経済対策の裏付けとなる2023年度補正予算が成立。しかし目玉だった物価高対策への予算は全体の約2割。財源の約7割を赤字国債つまり借金で賄うことに。
一方、補正予算の使い道では、宇宙戦略など新設される4つの基金を含む31基金に約4.3兆円が投じられるというが、事業運営や基金の積み残し問題が指摘されている。
日本の普通国債残高は年々増加の一途をたどり、すでに1千兆円を超えている。また、昨年度の税金の無駄遣いは約580億円あるという指摘も。無駄遣いの元凶はどこにあるのか?国民の税金が正しく使われているのかを検証する。
12月15日(金)
「COP28の温暖化対策 "ブルーカーボン"とは?」
ゲスト:渡邉 敦(笹川平和財団 海洋政策研究所 上席研究員)
毎月第1・第3金曜日は、ジャーナリストの岸田雪子が、月曜~木曜日で扱う政治・経済・国際問題や安全保障といった硬派なテーマにとどまらず、子育て・教育・カルチャー・スポーツなど、身近なテーマを生活者目線で取り上げ、分かりやすくかつ 週末を迎える視聴者がホッと一息つけるような、明るい未来志向のスタンスでお送りしていきます。
今月12日まで開催されていた国連・気候変動対策会議「COP28」で、新たな概念の脱・炭素策が議論され話題に。それは「ブルーカーボン」。海中の藻やコンブなど、「海の生態系が取り込んだ炭素」のこと。陸上の森林が貯める炭素、「グリーンカーボン」と同様、二酸化炭素の吸収源として注目を集めています。2050年までに温室効果ガスの排出実質ゼロを掲げる日本。そのカギを握るとも言われる"ブルーカーボン"のポテンシャルに迫ります。