第26話 冤罪(えんざい)の行方
翠喜が極刑に処されることになった。任如風(じんじょふう)・舒芳夫妻は、直訴を決意した宝琴から秀山を託される。だが、母親の最期に立ち会わなければ不孝者になるという秀山の言葉に触れ、3人で刑場へ向かうことに。刑場は翠喜の冤罪を訴える蘇州の人々であふれていた。死刑執行人でさえひるむような雰囲気の中、ある男が現れる。それは7年前に消息を絶った任雪堂(じんせつどう)本人だった。続いて現れた江蘇巡撫(こうそじゅんぶ)に糾弾された曹文彬(そうぶんひん)は出奔を試みるが...。