11月13日~11月17日
11月13日(月)
「激戦地取材報告! 記者が見たウクライナ戦争"反転攻勢"の現実」
ゲスト:高世 仁(ジャーナリスト)、廣瀬 陽子(慶應大学総合政策学部教授)
世界の目がパレスチナ自治区ガザに向く中、冬到来を控え反転攻勢をはかるウクライナでは、引き続き激戦が続いている。
先月、その前線を取材した日本人ジャーナリストが、現地映像と共に緊急生報告。
ウクライナ東部と南部戦線では、ロシア軍の砲撃に晒されながら戦うドローン部隊や、前線に支援物資を届ける支援団体のボランティアが活動。また、日本からの機材を使って地雷や不発弾の除去を進める現場も取材。さらに取材中、ロシア軍機が襲来する緊迫の状況も...。
戦火の中で生きるウクライナの人々。日本の報道では伝えられない、ウクライナ国民の本音とは...。
専門家の解説と共に、侵攻から600日を経過した「ウクライナの今」の実態を明らかにする。
11月14日(火)
「戦闘休止も犠牲者拡大 ガザの病院に迫る攻撃」
ゲスト:高橋 和夫(国際政治学者 / 放送大学名誉教授)、小谷 哲男(明海大学教授)
イスラエルがパレスチナ自治区ガザ北部で「1日4時間の戦闘休止」を決めた。しかし、イスラエルはイスラム組織ハマスの壊滅を目指す方針は変更せず、ハマスの重要拠点があるとする地区最大の病院に迫る。
イスラエルの攻撃はどこまで激化するのか?人質解放の行方は?
一方、停戦のカギを握る米国では反イスラエルデモが拡大。また、イスラエルが戦闘を終えたあとのガザ地区を占領下に置く考えを示す中、米国はどんな停戦シナリオを描くのか?
新たな局面を迎えるガザの最新情勢を徹底分析する。
11月15日(水)
「政敵不在で権力集中! 習主席一強体制は盤石か」
ゲスト:宮本 雄二(元駐中国大使・宮本アジア研究所代表)、近藤 大介(「現代ビジネス」編集次長)
先月、改革派の中心的立場にあった、李克強前首相が死去。鄧小平時代に始まった「改革開放」政策を重視した李氏は、経済政策を担当し、重要な役割を果たした。しかし、今年3月、政界からの引退を余儀なくされた。
習近平国家主席の、かつての政敵の死は中国国内でどう受け止められたのか...。
中国経済の低迷は長期化し、不動産バブル崩壊への懸念は今なお続いている。こうした中、習氏の一強体制は加速するのか?また、習体制は盤石か?ゲストと徹底議論。
11月16日(木)
「1年ぶりの米中首脳会談 何が語られた?」
ゲスト:横江 公美(東洋大学教授)、福田 円(法政大学教授)
16日(日本時間)、1年ぶりの米中首脳会談で何が語られたのか。
来年、大統領選挙を控えているバイデン米大統領は支持率が低下。さら、パレスチナ自治区ガザでの戦闘に関して、イスラエルに寄り過ぎると民主党支持者からも離反が続いているという。選挙に向けて、中国に簡単に妥協できない事情がある。
一方、中国習近平国家主席は外相・国防相を相次いで解任。また、急死した李克強前首相に対する、中国人民の弔意に対して引き締めを行なった。習一強体制を維持し、経済悪化をどう食い止めるのか。
会談の成果を国内にアピールしたい両首脳の思惑とは。それぞれ抱える事情を踏まえ、専門家が米中首脳会談のポイントを分析する。
11月17日(金)
「混迷のガザ情勢 根底にある歴史の分岐点 今後のパレスチナ問題は?」
ゲスト:立山 良司(防衛大学校名誉教授)、鈴木 啓之(東京大学中東地域研究センター)
毎月第1・第3金曜日は、ジャーナリストの岸田雪子が、月曜~木曜日で扱う政治・経済・国際問題や安全保障といった硬派なテーマにとどまらず、子育て・教育・カルチャー・スポーツなど、身近なテーマを生活者目線で取り上げ、分かりやすくかつ 週末を迎える視聴者がホッと一息つけるような、明るい未来志向のスタンスでお送りしていきます。
先月7日、イスラム組織ハマスによる奇襲攻撃から始まったイスラエル軍のガザへの侵攻はかつてない被害を出しています。今夜は、イスラエルとパレスチナはなぜ対立は深まったのか、この対立の背後にあるのは大国の思惑です。歴史の転換点をさぐり、今後について考えます。