第5話 反撃開始
翠喜は四大織り元の当主を招き、数年来の生糸価格の高騰は有力者による買い占めが原因だと示唆する。翠喜の提案により、四大織り元は糸卸を含めた業界の組合を設立し、生糸価格の安定が図られることになった。一方で宝琴は、同門であり蘇州織造(しょくぞう)局の高官である李照(りしょう)に、組合を潰す代わりに息子の秀山を弟子にしてほしいと頼み込む。李照は織り元の新たな領織(りょうしょく)を決める競技会を開催。翠喜の前に現れたのは、清越小坊(せいえつしょうぼう)の看板を背負った宝琴だった。
翠喜は四大織り元の当主を招き、数年来の生糸価格の高騰は有力者による買い占めが原因だと示唆する。翠喜の提案により、四大織り元は糸卸を含めた業界の組合を設立し、生糸価格の安定が図られることになった。一方で宝琴は、同門であり蘇州織造(しょくぞう)局の高官である李照(りしょう)に、組合を潰す代わりに息子の秀山を弟子にしてほしいと頼み込む。李照は織り元の新たな領織(りょうしょく)を決める競技会を開催。翠喜の前に現れたのは、清越小坊(せいえつしょうぼう)の看板を背負った宝琴だった。