10月2日~10月6日

10月2日(月)
「妻の祖国ウクライナ在住日本人ジャーナリストが語る"戦況"と"生活"」

ゲスト:古川 英治(ウクライナ在住ジャーナリスト / 元日本経済新聞モスクワ特派員 / 『ウクライナ・ダイアリー』著者)

「あなた、ウクライナが負けると思っているでしょ!?」
そんな妻とのやりとりから始まる、著書『ウクライナ・ダイアリー~不屈の民の記録』。筆者は、元大手紙モスクワ特派員を務めたフリージャーナリスト。会社を退職して、2021年末妻の祖国ウクライナへ移り住んだ矢先、2月24日にロシアのウクライナ侵攻が始まった。筆者は、侵攻の前後から現在に至るまでのウクライナの状況、妻・義母との関係や葛藤、そしてウクライナの人々の思いなどを書き記した。
一時帰国した筆者がスタジオ生出演。本に記された思いやその背景、書かなかったエピソードやウクライナの戦況、そして戦時下を生きるウクライナの人々の思いを語る。


10月3日(火)
「ウクライナ支援疲れ!? 正念場を迎える武器供与」

ゲスト:前嶋 和弘(上智大学教授)、鶴岡 路人(慶応義塾大学准教授)

バイデン米政権はウクライナ支援を一貫して推進してきたが、ここにきて世論に変化の兆しが...。
米CNNの世論調査では、「米議会はウクライナ支援のための追加資金を承認すべきでない」が55%と、初めて半数を超えた。背景には「支援疲れ」があると分析される。
また、米下院で難航した予算審議は「つなぎ予算」が成立し、米政府機関の閉鎖は回避されたが、共和党保守強硬派の反対でウクライナ支援予算は見送られた。
戦争長期化で支援国の政治と世論に、どんな変化が出ているのか?
正念場を迎えるウクライナ支援のゆくえを米欧の専門家が徹底分析する。


10月4日(水)
「米大統領選2024 揺れる本命バイデンVSトランプ」

ゲスト:海野 素央(明治大学教授)、小谷 哲男(明海大学教授)

米大統領選まで1年余り。本命候補とされている、民主党のバイデン大統領と共和党のトランプ前大統領。ミシガン州での全米自動車労働組合のストライキに両者とも足を運ぶなど、早くも本戦モードに突入。
しかし、バイデン氏は、自身の高齢問題や息子の起訴、一方のトランプ氏は、数々の訴訟を抱え、共和党のテレビ討論会に連続不参加など、互いに傷だらけの状態。
果たして、米国民は2人の対決を望んでいるのか。2024年米大統領選の行方を専門家と展望する。


10月5日(木)
「武見敬三厚労相に聞く! 医療提供体制・保険証廃止など」

ゲスト:武見 敬三(厚生労働大臣)

第2次岸田再改造内閣で厚生労働大臣に就任した武見敬三氏が生出演。
新型コロナ感染症の流行で、司令塔不在の問題や医療崩壊を生んだ医療提供体制、欧米に比べて遅れたワクチン開発への取り組みなどの課題が露呈した。次の感染症に備えて、今回の教訓をどう生かすのか。
また、時間外・休日労働時間の上限規制が適用される「2024年問題」。医療の現場でもさらに深刻化する人手不足にどう対応するのか?
さらに、診療報酬の改定や健康保険証の廃止など、我々の生活に直結する課題にどう取り組むか聞く。


10月6日(金)
「貧困・若年・予期せぬ妊娠...増え続ける"特定妊婦"に必要な支援とは?」

ゲスト:鮫島 浩二(産婦人科医・さめじまボンディングクリニック)

毎月第1・第3金曜日は、ジャーナリストの岸田雪子が、月曜~木曜日で扱う政治・経済・国際問題や安全保障といった硬派なテーマにとどまらず、子育て・教育・カルチャー・スポーツなど、身近なテーマを生活者目線で取り上げ、分かりやすくかつ 週末を迎える視聴者がホッと一息つけるような、明るい未来志向のスタンスでお送りしていきます。
最近、生まれたばかりの乳児が遺棄される事件が相次いでいます。その背景としてクローズアップされているのが、いわゆる「特定妊婦」の存在です。今夜は、その最前線に立つ産婦人科医をお招きし、特定妊婦の実態、必要な支援を考えます。