9月25日~9月29日

9月25日(月)
「手を結ぶプーチン・金正恩! 露朝連携強化は脅威か」

ゲスト:平井 久志(共同通信客員論説委員 / 元ソウル支局長)、中村 逸郎(筑波大学名誉教授)

1週間という異例のロシア訪問日程を終えた、北朝鮮の金正恩総書記。20日の朝鮮労働党政治局会議で、訪露の成果を報告し、朝露関係を「全ての分野でより活性化」するよう指示したという。
一方、ロシアのプーチン大統領は、来月に中国を訪問する招待を正式に受諾。実現すれば、国際刑事裁判所(ICC)が3月、ウクライナでの戦争犯罪の責任を問う逮捕状を出して以来、初の外国訪問となる。
ウクライナ侵攻で苦境に立たされるプーチン氏のロシアと、長距離弾道ミサイルの発射実験を繰り返し、軍事技術の開発を進める金氏の北朝鮮。果たして、軍事協力は実現するのか。
さらに、中国に接近するロシアの思惑と中国の姿勢は?国際政治に与える影響を専門家と共に徹底検証する。


9月26日(火)
「ウクライナ軍反転攻勢 クリミア攻撃の狙いは?」

ゲスト:河野 克俊(元統合幕僚長)、長谷川 雄之(防衛省防衛研究所 研究員)

ウクライナは10月末から長雨で地面がぬかるむ季節「泥濘期(でいねいき)」が迫り、反転攻勢は時間との戦いになってきた。
こうした中、領土奪還を目指すウクライナ軍は、南部クリミアにあるロシアの軍事施設への攻撃を強めている。標的は露黒海艦隊司令部や露海軍の艦艇などで、ロシア側に多数の被害が出ているという。
ウクライナ軍が、クリミア攻撃を繰り返す狙いは何か?ウクライナの思惑通り今後の作戦は進むのか?一方、部隊の再編に追われるロシア軍はどう動くのか?
長雨と戦術が課題となる中、ここにきて動き始めたウクライナの最新戦況を徹底分析する。


9月27日(水)
「『経済対策5本柱』で巻き返し? 岸田首相の政権浮揚戦略」

ゲスト:田﨑 史郎(政治ジャーナリスト)、中北 浩爾(中央大学教授)

第2次岸田再改造内閣の発足から2週間。発足後の支持率は各社ほぼ横ばいで、期待した政権浮揚効果は得られていない。来月末で、衆院議員の任期は折り返しを迎えるが、内閣支持率の低迷は、岸田首相の解散戦略にも影響を及ぼすのか?自民党総裁任期満了まで1年。党内で「岸田おろし」の動きは起こるのか?
こうした中、岸田首相は物価高対策など「経済対策5本柱」を示し、来月中の取りまとめを指示した。来月中旬から始まる臨時国会で、野党は岸田政権にどのように向き合うのか。専門家と今後を議論。


9月28日(木)
「10月から始まるインボイス制度 準備のポイントは」

ゲスト:永井 圭介(税理士 / 公認会計士)、須田 慎一郎(番組コメンテーター / 経済ジャーナリスト)

10月1日から始まる「適格請求書等保存方式」、通称「インボイス制度」。これは消費税が「誰に」「何%で」「いくら支払われたか」を、正確に記録するための制度。
これまで事業者が納める消費税の金額は、売上の消費税から、仕入れの際に支払った消費税を差し引く「仕入税額控除」によって決まっていたが、インボイス制度の導入によって、免税事業者との取り引きの際、消費税を誰が納めるかが問題となる。
さらに身近なところでは、会社員が受け取る領収書も、インボイスなのかそうでないのかによって、経費として認められないという事が起こりうるという。
わかりにくいインボイス制度の仕組みについてゲストが解説する。


9月29日(金)「鈴木哲夫の永田町ショータイム」
「国民の意識を見える化!? 支持率のカラクリ」

ゲスト:松田 馨(選挙プランナー)、細川 隆三(ジャーナリスト)

今回のテーマは「空気を見える化?支持率の正体とは」
国民の意識を見える化する世論調査。内閣や政党の支持率が政治を大きく動かすことも...。
どうして各社数字が違うの?歴代首相は解散・総選挙の指標にしてきた?そもそも世論調査は信用できるの?
世論調査と支持率のカラクリをゲストと解き明かす。