第23回 祇園祭・後祭を極める -祭を支える心と技-
京の夏を彩る祇園祭。そのクライマックスともいえる山鉾巡行は、1966年から半世紀近く7月17日に合同巡行という形で行われてきましたが、従来の前祭(さきまつり)・後祭(あとまつり)の形態に戻そうという機運が高まり、2014年から現在の形となっています。それは八坂神社から3基の神輿を渡御(とぎょ)し、四条寺町の御旅所(おたびしょ)へお迎えする神幸祭(しんこうさい)、そして、再び神社へ戻られる還幸祭(かんこうさい)に先立つ、山鉾巡行本来の姿への復活でもありました。
今回は山鉾町では「本祭(ほんまつり)」と呼ばれる後祭を特集。常盤貴子がしっとりとした風情の宵山(よいやま)を訪れ、2022年に196年ぶりの復帰を果たした鷹山(たかやま)の2年目となる巡行へのぞむ町衆たちの熱い想いをお伺いします。
また鷹山御神体の能衣装を新調した、職人たちの仕事ぶりを拝見したり、鷹山町内にあるミシュラン・ビブグルマン獲得の"ちらし寿司"の名店を訪問。
さらに名建築の誉れ高い京都府庁 旧本館内に新たにオープンしたカフェもご紹介します。
【出演】
笹岡 隆甫(華道 未生流笹岡 家元)
山田 純司(鷹山保存会 理事長)
西村 健吾(すし善 三代目)
佐々木 洋次(佐々木能衣装)
【協力】
八坂神社、祇園祭山鉾連合会、鷹山保存会、京都信用金庫、すし善、佐々木能衣装、京都府、前田珈琲、京都医健専門学校、西陣織物勘