第39話
天山童姥(てんざんどうぼ)は、固辞する虚竹(こちく)を無理やり霊鷲宮(りょうじゅきゅう)の後継者に据えた。そして無崖子(むがいし)の絵を眺め、「奴ではない」と三度口にして絶命する。絵の女性は、面差しは李秋水(り・しゅうすい)に似ているものの、彼女にはない、目元のほくろが描かれていた。それを見た李秋水は、誰を描いたものかを悟り、語り始めるのだった。一方、阿紫(あし)は、恩人である荘聚賢(そう・しゅうけん)という人物に疑心を抱き始めていた...。
天山童姥(てんざんどうぼ)は、固辞する虚竹(こちく)を無理やり霊鷲宮(りょうじゅきゅう)の後継者に据えた。そして無崖子(むがいし)の絵を眺め、「奴ではない」と三度口にして絶命する。絵の女性は、面差しは李秋水(り・しゅうすい)に似ているものの、彼女にはない、目元のほくろが描かれていた。それを見た李秋水は、誰を描いたものかを悟り、語り始めるのだった。一方、阿紫(あし)は、恩人である荘聚賢(そう・しゅうけん)という人物に疑心を抱き始めていた...。