第18話  無力な者たち

kakureikatei_18.jpg 東府の陳(ちん)内人は、斉王に蕭定権からの預かり物を渡し、言づてをする。それは、蕭定権から斉王に持ちかけられた取り引きだった。一方、陸文昔は深い自責の念にとらわれ苦しむ。そのそばには趙王が寄り添っていたが、蕭定権はただ遠くから2人の姿を見つめるしかなかった。そんな折、蕭睿鑑は許昌平を秘書郎という要職に抜擢する。