第34回 秋田・湯沢で伝統の『美』と『美味』を探る!
中山さんが訪れた小京都は秋田・湯沢。秋田県南部に位置し、奥羽山脈と出羽山地に挟まれた盆地にある風光明媚な町です。江戸時代、京都の公家から輿入れした姫にちなんだ伝統的な祭があるなど、京都からの影響も大きく小京都といわれる所以にもなっています。また湯沢は、世界三大美人の一人と称される平安時代の歌人、小野小町生誕の地としても知られています。今回中山さんは、美にゆかりの深い湯沢の町を歩きながら、伝統の「美」と「美味」なものを探します。
かつて湯沢城があった公園を出発した中山さん、早速、気になるものを発見。古くから土地の人々に利用されてきた「力水(ちからみず)」と呼ばれる湧水。一口飲んでみると、力が湧いてくるようです。美しい洋館の雄勝郡会議事堂記念館では、伝統的な祭で使われる「絵どうろう」の数々を見学。そこに描かれた、完成までに一年かかるという美人画に圧倒されます。老舗料亭では、美人画のモデルにもなった芸妓さんの艶やかな舞いや、お座敷遊びも堪能。そして、伝統の凧「まなぐ凧」の工房では、凧が飛ぶ際に様々な音色を奏でると知り興味津々。紙と竹籤で作られた美しい凧に郷愁をおぼえます。また、湯沢の名物「稲庭うどん」の老舗では、稲庭うどんのほかに、郷土料理やしゃぶしゃぶもついた贅沢な懐石料理を堪能!うどんの透き通るような美しさと、喉越しの良い美味しさに感動します。さらに、地元で人気のB級グルメ「オランダ焼き」をはじめ、酒粕を使ったスイーツなども紹介します!地元の方々と触れ合いながら、歴史が息づく湯沢の町を歩きました。