6月26日~6月30日
6月26日(月)
「緊急分析! "プリゴジンの乱"の裏側とウクライナ情勢」
ゲスト:黒井 文太郎(軍事ジャーナリスト)、廣瀬 陽子(慶應義塾大学総合政策学部教授)
ロシア軍の侵攻から1年4カ月、ついに始まったウクライナ軍の大規模な反転攻勢。連日、両軍による激しい戦闘が報じられている。
大規模な反転攻勢の開始から数週間が経過し、ウクライナのゼレンスキー大統領は「思うように進撃できていない」と苦戦を認めた。ロシアが仕掛けた大量の地雷がウクライナの進軍を阻んでいるという。
一方、プーチン大統領は、ウクライナに「勝ち目はない」と繰り返し、以前にも増して強気のコメントが目につく。
果たして、最新の戦況はどうなっているのか?ウクライナ側の作戦のねらいは?専門家と共に徹底分析する。
6月27日(火)
「内紛でプーチン苦境か? ウ軍反転攻勢への影響は」
ゲスト:森本 敏(元防衛相)、前嶋 和弘(上智大学教授)
ロシアの民間軍事会社「ワグネル」を率いるプリゴジン氏は、武装反乱を起こしたが、その後撤退を表明。ロシア国内で一触即発となった騒乱は、プーチン政権にどのような衝撃を与えたのか。また、今後の戦況にどんな影響を与えるのか?
一方、大規模な反転攻勢を展開するウクライナが軍事支援で期待を寄せるのは米国だ。バイデン政権の支援なしでは、ウクライナの反攻計画は立ち行かなくなる。長期戦が見込まれる中、米国はウクライナにどこまで軍事支援を続けられるのか?
「ワグネル反乱騒動」で揺らぐプーチン政権と米国の対ウクライナ支援の行方を分析する。
6月28日(水)
「中国がスパイ活動強化!? 海外『秘密警察』の実態」
ゲスト:興梠 一郎(神田外語大学教授)、阿古 智子(東京大学大学院教授)
習近平体制に批判的な中国人を探し出すための、いわゆる「秘密警察」と呼ばれる組織の設置を拡大させている中国。海外に置かれた「秘密警察」は、少なくとも世界53カ国・102カ所、日本にも2カ所あるとみられている。米国では、今年4月、「秘密警察」を開設・運営したとして、中国系とみられる男性2人が逮捕された。
また、米国は、中国がキューバに情報収集のための施設を設け、2019年に増強させていたと明らかにした。さらに、ブリンケン米国務長官は、19日、習近平国家主席との会談で「キューバでの中国の諜報活動や軍事活動を深く懸念している」と伝えた。
果たして、習近平政権の狙いは何なのか?中国の思惑と各国の対応策を専門家と徹底議論。
6月29日(木)
「トラブル相次ぐマイナカード 便利で安心をどう実現へ」
ゲスト:森信 茂樹(東京財団政策研究所研究主幹)、三上 洋(ITジャーナリスト)
マイナンバーカードと一体化したマイナ保険証が、他人の個人情報と紐づけられるなどマイナンバーを巡るトラブルが続出。これを受けて、政府は「総点検本部」を設置し秋までに総点検を実施する。岸田首相は「新型コロナ対応並みの臨戦態勢で信頼を回復する」としているが、国民の不安は払しょくできるのか。
安心と利便性を両立する十分な体制は整っているのか?信頼回復に必要なことは?マイナカードの課題と今後について考える。
6月30日(金) 「鈴木哲夫の永田町ショータイム」
「スクープ連発の裏側を語る 週刊誌報道の取材力」
ゲスト:中村 竜太郎(ジャーナリスト / 元週刊文春記者)、小川 匡則(ジャーナリスト / 週刊現代記者)
今回のテーマは「週刊誌の政治報道」。
独自の取材方法で、数々のスクープを連発する週刊誌。新聞・テレビにかわって、週刊誌が生み出すスクープ記事は、時の政権を揺るがすほどの影響力を持つことがある。「政界のカネ」「政治家のスキャンダル」は、なぜ週刊誌から数多く生まれるのか。そこには、リーク、調査報道、独自の取材手法に裏打ちされた報道姿勢があった。大手メディアが報じない、スクープ連発の裏側を現役のジャーナリストが語る。