第29回  広島・竹原の豪商"浜旦那"を辿る旅!

今回、中山さんが訪れた小京都は広島・竹原。三方を山に囲まれ、瀬戸内海を臨む静かな町。江戸時代の風情あるたたずまいを伝える古い町並みが今も残ることから「安芸の小京都」と呼ばれています。竹原は江戸時代からおよそ300年間、製塩業で潤った町。塩田を所有し製塩業で財を築いた豪商たちは「浜旦那」と呼ばれ、町づくりや文化の発展に寄与したといわれています。 今回中山さんは、情緒あふれる竹原の町並みを歩きながら、今に残る「浜旦那」の足跡を辿ります。

町の中央を流れる賀茂川をスタートした中山さん、まずは古い町並みが残る「たけはら町並み保存地区」を目指します。趣のある建物に入ると、そこが「浜旦那」の邸宅だったことを知り興味津々。古い町並みで、細かな装飾があしらわれた建物の格子や屋根瓦などを見て回ると、浜旦那たちが競い合うように豪華な屋敷を建て、町の風景を芸術の域まで高めたといわれるのを実感します。また、竹細工の工房では、繊細に作り込まれた竹製品の、作り手の技術の高さに感動。昔懐かしい竹製のおもちゃ遊びも体験します。そして、日本ウィスキーの父といわれる「マッサン」の生家である竹鶴酒造も訪れ、意外な事実を耳にします。さらに、歴史的建造物を活かしたホテルでは、浜旦那がお祝いなど大切な日に食べてたという郷土料理「魚飯」を堪能!地元の方々と触れ合いながら、歴史が息づく竹原の町を歩きました。

中山秀征の楽しく1万歩!小京都日和
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