第16話  皇太子の賭け

huukikasho_16.jpg 阿碧と刺繍腕前を勝負することになった豆子。皆が注目する中、豆子はなかなか針を動かそうとしない。阿碧が完成させた花の刺繍は、実物かと見まごうほど、見事な出来ばえだった。感嘆する宮女たちは、豆子の完成させた刺繍を見て更に驚く。
ある日、市場で糸を買う役目を与えられた豆子は皇宮を出る。安宅で、久しぶりの再会を喜ぶ豆子と阿霓。豆子は美しく装いを凝らし、裴行倹に対する訴状を撤回するために、四門学へ向かう。