4月24日~4月28日
4月24日(月)
「衆参5補選と地方選の結果分析 後半国会と解散の行方」
ゲスト:片山 善博(大正大学特任教授 元総務大臣 前鳥取県知事)、鈴木 哲夫(ジャーナリスト)
23日投開票の統一地方選後半戦と衆参5つの補欠選挙。このうち町村議員選挙では、無投票当選が約3割と過去最高を記録。また、20の町村で定員割れとなり地方議員の成り手不足の問題が露呈した。
一方、去年7月以来の国政選挙、衆参5つの補欠選挙の結果は、与野党対決の重要法案を抱える岸田政権の国会運営にどう影響するのか。さらに解散・総選挙のタイミングは?
今回の選挙結果を地方と国政の切り口で徹底分析する。
4月25日(火)
「戦果焦るプーチン政権 ウクライナの反攻いつ本格化?」
ゲスト:長谷川 雄之(防衛省防衛研究所 米欧ロシア研究室研究員)、黒井 文太郎(軍事ジャーナリスト)
来月9日の「対独戦勝記念日」に向け、プーチン氏の動きが加速する⁉前線を視察するプーチン大統領は、軍人を相次ぎ激励。戦果をアピールする狙いなのか。
一方、ウクライナ軍による反転攻勢はいつ本格化するのか...。ウクライナへは米欧からの軍事支援が強化され、すでに反転攻勢が始まったとの分析もある。
また気になるのが極東のロシア軍の動きだ。北方領土や日本海周辺などで活発化する軍事演習は何を意味するのか?G7議長国・日本へのけん制なのか?
ウクライナ軍の反攻状況と、揺れ動くプーチン政権の内情を最新戦況と共に徹底分析する。
4月26日(水)
「マクロン発言と米機密流出の波紋 欧米の結束に揺らぎ?」
ゲスト:小谷 哲男(明海大学教授)、合六 強(二松学舎大学准教授)
マクロン仏大統領の台湾情勢をめぐる発言が物議を醸している。マクロン氏の「欧州は米中のどちらにも追随すべきではない」との発言の真意はどこにあるのか。米中対立に距離を置く、マクロン氏の本音と欧州への影響は?
また、米国の空軍州兵による機密文書流出で、NATO(北大西洋条約機構)によるウクライナ軍への支援計画や英仏の特殊作戦要員がウクライナで活動していることが周知された。欧州と米国との結束が揺らぎかねない事態を各国はどう受け止めているのか...。専門家が徹底分析する。
4月27日(木)
「GW目前! 観光立国ニッポン復活に多くの課題」
ゲスト:東 徹(立教大学観光学部教授)、鳥海 高太朗(航空・旅行アナリスト)
観光地が賑わいを取り戻している。JTBによると、今年のゴールデンウィークに帰省を含めて1泊以上の国内旅行に出かける人は過去最多の見通し。インバウンドも好調で、観光局によると3月の訪日客数は、コロナ禍前の2019年3月の約66%にまで回復している。
しかし、急速な観光客回復の影響で宿泊業は人手不足が露呈。東京商工リサーチが、今月初めに行った調査によると「宿泊業」の約83.3%が正社員の不足を訴えている。
また、観光客の大幅な増加によって観光地が過度に混雑し、地域住民の生活や自然環境に悪影響を及ぼすオーバーツーリズムが深刻化するとの懸念の声も...。
政府が成長戦略の1つとして掲げる「インバウンド需要」の課題をどう乗り越えるか。観光立国実現の策を考える。
4月28日(金)
「養老孟司先生が伝えたいこと / 20万部の大ヒット絵画図鑑とは」
ゲスト:養老 孟司(解剖学者)、磯貝 晴子(小学館 文化事業局 和樂 書籍編集室)
毎月第2・第4金曜日は、注目のニュースを、ゲストの論客とBS11解説委員のジャーナリスト・二木啓孝が独自の目線でニュースに切り込む『クロスアングル』と、『ニュースの雑学』の2つのコーナーをお届け。
今年2月に発売された「ものがわかるということ」は『真理が書かれている』『世界が違って見えてくる』と評判になりベストセラーに。著者である解剖学者の養老孟司氏は考えることがいかに大切なのかを解いていく。考えても答えはでないけれど、それでも考えることが自分を育てる。自然から学ぶことは大きく、それを理解することで、未来への準備もできると説く養老氏。今、養老氏が伝えたいこととは?
もう一つのテーマは、絵画図鑑として発行部数が異例の20万部となった「図解 はじめての絵画」の人気の秘密に迫る。古今東西の名画360点を紹介しているのだが、子供向けのの図鑑ながらハマる大人も続出。謎解き感覚で鑑賞ポイントを紹介しており、「へぇ」と思わず声に出してしまう。編集部こだわりの裏話やヒットを生み出す工夫を聞く。