第43話  救いの手

ookamidenka_43.jpg 趙六野(ちょうりくや)は自分の流した噂がでたらめだったと知り、深く恥じ入る。殺されそうな渤王をかばうが、允王の怒りを買って牢に入れられてしまう。贖罪(しょくざい)のため死ぬつもりだった渤王は、ついに覚悟を決める。奴隷たちの信頼を得て趙六野を救い出し、疾沖と馬摘星の力を借りて脱獄に成功する。しかし逃げる途中で趙六野の父親が追っ手の矢に倒れ、ようやく再会した父子は死に別れることに。溍国に逃げ延びても涙に暮れる趙六野。そこで渤王は馬摘星の話をする。