第39話  最期の微笑み

哲也は千鶴子にお腹の子を処置してほしいと切り出す。千鶴子は拒否するが、しのぶが子どもを産めない身体だと聞かされ、ショックを受ける。しのぶを流産させたときの情景が蘇ってきた千鶴子は、半狂乱になって道路へ飛び出す。そこへ、車が迫ってきて、千鶴子を庇った哲也が車にはじき飛ばされる。
重傷を負った哲也はしのぶの病院へ運ばれる。新太郎が懸命の処置をして、間もなくしのぶも駆けつけるが、哲也はしのぶに微笑みかけながら息を引き取る。
哲也の葬儀が行われる。焼香に訪れた千鶴子に、しのぶは子どもを産むことは許さないと憎しみをぶつける。