第10話 病室での争い
静子は耕造にしのぶを預かってほしいと頼み込む。耕造は則子に相談。則子は反対するが、千鶴子と澄夫は賛成する。
龍作がしのぶを無理矢理退院させようとする。嫌がるしのぶの悲鳴を聞いた新太郎は、ナイフを手に龍作に襲いかかる。しのぶが新太郎を止める。新太郎に犯罪者になってほしくなかったのだ。
その頃、水島家にはサラ金業者が取り立てにきていた。龍作の借金は五百万円、返せない場合はしのぶを風俗に売ると脅迫する。
しのぶが退院。千鶴子が退院祝いを届けにくる。しのぶのことをよろしく頼む、と千鶴子に頭を下げる静子。その千鶴子が目に涙をためていた。