第14話 決意
渤(ぼつ)王は馬摘星(ばてきせい)を楚馗(そき)の思惑から守るため、突き放すことを決意し、再び冷たい態度を取り始める。援軍の盟約を結び、さらに人質となっている第4皇子・楚有禎(そゆうてい)を迎えるため、渤王は馬摘星を伴い迄貚(きったん)へと出立。隊列には疾沖(しつちゅう)も相馬師として同行していた。道中、馬摘星になれなれしい疾沖を見て渤王は怒りをあらわにするも、頑なな態度は緩めない。渤王の変わりように戸惑いを隠せない馬摘星は疾沖の提案を受け、奎州(けいしゅう)城府での宴で王女の舞を披露するが...。