第63話 残された時刻
麗華(木下あゆ美)のたくらみを知った紅子(安達祐実)は麗華と対峙する。お前の思い通りにはさせない。
結核が再発した陽平(鳥羽潤)のもとへ駆けつける紅子。余命わずか...。陽平を一人では死なせない──と、紅子は囚われの身の陽平に訴えかけるが...。
子供に執着する麗華が、藍子(柳沢なな)のお腹の子に目をつける。陽平は死んでも子供は残る...。言葉巧みに藍子に近づいていく麗華。
康助(古澤蓮)が目障りな陽平を追い出そうとする。麗華もまた陽平には興味をなくしていた。陽平をここで看病させてほしい──土下座して頼む紅子。そんな時、別邸からいなくなった紅子を捜し、娼館を訪れた藤堂(石川伸一郎)が、陽平の姿を見て逆上する。藤堂の嫉妬が燃え上がり...。