第3話
静子は赤ん坊をすり替えたことを耕造に打ち明けようとする。が、龍作の妨害にあい、泣く泣くしのぶを手放す。
昭和58年12月。「水島しのぶ」は18歳になり、何も知らずに、水島家の長女として高校に通っていた。来年卒業のしのぶは看護師になる夢を持っていたが、家計のことを考え、地元での就職を決める。しのぶには東京の大学へ行っている新太郎という恋人がいた。
一方、大丸家に引き取られた静子の子は千鶴子と命名され、派手な暮らしを満喫していた。耕造は亡き妻の妹・則子と結婚。千鶴子は則子を嫌っていた。
千鶴子の弟・澄夫の喘息治療のため、千鶴子らは伊豆の別荘へ行く。