第2話  

静子は大丸家の赤ん坊を預かるが、酔った龍作の過失によって、赤ん坊の足に火傷をさせてしまう。
翌日、東京から耕造が赤ん坊を迎えにくる。静子は正直に事故のことを話して謝罪しようとするが、謝礼を期待している龍作は反対、とんでもないことを思いつく。
龍作はしのぶに慶子の赤ん坊の産着を着せて、大丸家の赤ん坊として耕造のもとへ返す。龍作の企みはまんまと成功。耕造から多額の謝礼金を受け取った龍作は、その金でかねてから欲しかった自分の船を手に入れる。
翌朝、良心の呵責に耐えかねた静子は、東京へ帰ろうとしている耕造をつかまえる。