1月23日~1月27日
1月23日(月)
「北朝鮮 核兵器量産を宣言! 朝鮮半島の緊張エスカレートの一年か?」
ゲスト:平井 久志(共同通信客員論説委員・元ソウル支局長)、松田 春香(大妻女子大学文学部准教授)
去年、過去最多のミサイル発射を繰り返した北朝鮮。11月には米本土に届く「ICBM実験を成功させた」と表明し、金正恩総書記が娘と共にこの実験を視察する光景を公開した。既に「核を手放すことは無い」、核兵器は「戦争に勝つために先制使用できる」と明言していた金正恩体制。彼らにとって核兵器は、もはや抑止力ではなく「使うための存在」であり、年末の党会議では、その増産を最優先事項とした。
これに対して、韓国尹政権の高官は、「韓米の核共同保有を協議中」と述べるなど対決姿勢を明らかにしており、朝鮮半島で核兵器をめぐる緊張が高まっている。
そのような中で迎えた2023年、朝鮮半島情勢の行方とは?専門家と共に徹底検証する。
1月24日(火)
「防衛費めぐり増税は? 外交&安保で与野党激論」
ゲスト:佐藤 正久(自民党参議院議員 / 元外務副大臣)、長妻 昭(立憲民主党 政務調査会長)
23日に開幕した通常国会。
ロシアのウクライナ侵攻、台湾への威圧を強める中国、ミサイル発射を繰り返す北朝鮮等、国際的環境が激変する中、日本は、国連安全保障理事会の非常任理事国として、また主要先進7カ国(G7)の議長国として、いかにリーダーシップを発揮していくのか。韓国が解決に意欲を見せる「元徴用工」問題にどう対応するのか。日本外交の真価が問われている。
さらに、安全保障政策では「反撃能力」の保有、防衛費増額、財源としての増税問題など、国の針路が問われている。
課題山積の中、日本の外交・安全保障戦略がいかにあるべきかについて、与野党の論客に聞く。
1月25日(水)
「保守強硬派「打ち切り」主張! 米国のウクライナ支援は?」
ゲスト:海野 素央(明治大学政治経済学部教授)、横江 公美(東洋大学国際学部教授)
バイデン米大統領は今月20日で就任から丸2年を迎えたが、任期後半は前途多難な幕開けとなった。
一つは、去年の中間選挙で連邦議会上下両院で「ねじれ」が生まれたこと。下院では、ロシアのウクライナ侵攻をめぐり、野党・共和党の保守強硬派「フリーダム・コーカス」が、ウクライナ支援の縮小や打ち切りを訴えている。共和党は戦況の長期化を受けて責任追及の姿勢を強めるという。
もう一つは、バイデン大統領の副大統領時代の「機密文書持ち出し」の問題。事務所や自宅から次々と機密文書が見つかり、司法省は特別検察官を任命して、本格的な捜査へと乗り出している。次期大統領選挙への出馬に影響は?
米国政治の今を読み解き考える。
1月26日(木)
「通常国会の論点 施政方針演説と代表質問から見えたものは?」
ゲスト:田﨑 史郎(政治ジャーナリスト)、久江 雅彦(共同通信社編集委員兼論説委員)
通常国会が召集され、岸田首相は施政方針演説で「決断」という言葉を多用した。その一つが、防衛力の抜本的な強化。防衛費を5年間で43兆円に増額するとしたものの、財源の増税には言及しなかった。また、首相が最重要政策と位置づけた、「異次元」のこども・子育て政策も、財源問題は避けられず、今国会の大きな焦点となる。
一方、野党は一丸となって岸田政権に対峙できるのか?カギを握るのは、立憲民主党と日本維新の会だが、違いを越えてどこまで共闘できるのかは未知数だ。
長らく永田町を注視してきたジャーナリストが、今国会の論点と国会論戦の行方を解説する。
1月27日(金)
「徳川家の太平の治世に学ぶ / 元人気アナによる音読のススメ」
ゲスト:徳川 家広(徳川宗家19代当主)、寺田 理恵子(フリーアナウンサー / 心とからだ磨きの朗読教室主宰)
毎月第2・第4金曜日は、注目のニュースを、ゲストの論客とBS11解説委員のジャーナリスト・二木啓孝が独自の目線でニュースに切り込む『クロスアングル』と、『ニュースの雑学』の2つのコーナーをお届け。
『ニュースの雑学』のコーナーでは「ガーシー問題 国会議員の特権を考える」について解説する。
『クロスアングル』では、大河ドラマで注目が集まる徳川家康を祖とする徳川家の19代新当主に聞く。今年元旦に代替わりがあった徳川家は、かつて江戸260年間太平の世を築いた。それは世界的に見ても稀有な治世だという。なぜ徳川家は長きにわたり平和な社会を維持できたのだろうか?混迷の時代に、徳川の治世に学ぶことは何か?
もう一つの『クロスアングル』は音読のススメについて。元フジテレビの人気アナウンサーだった寺田理恵子氏は、人生のどん底を味わったとき、音読に出会った。毎日音読を続けるうちに、彼女は癒され、刺激を受け、自信を取り戻していった。その経験をもとに、音読の効果や魅力を紹介する。