第3話 お転婆な書生
徐晋たちは刺客の襲撃に遭うが、倒した刺客の遺体から旗を発見する。使われた生地から、織雲(しょくうん)坊で作られたものと推測した徐晋は、許嘉(きょ・か)と葛川(かつ・せん)を店へ送り込み、密かに伝票を手に入れる。不審な取り引きを思わせる伝票には、果たして提刑司(ていけいし)按察使(あんさつし)・斉策(せい・さく)の名があった。その頃、傅宣には斉策との縁談が持ち上がっていたが、斉策に不信感を持つ傅容は、掬水小築(きくすいしょうちく)をこっそり抜け出して傅府に戻り、縁談を断るよう姉に迫るのだった。