第44話  ふたりの母は娼婦

syofutosyukujo_44.jpg 自分に娼婦をやらせてほしい──と、紅子(安達祐実)は康助(古澤蓮)に申し出る。康助は驚くが、来るものは拒まず、と紅子の願いを聞き入れる。麗華(木下あゆ美)の目を覚まさせるため自ら娼婦になる紅子。その裏で康助が静かな悪意をたぎらせていることは知る由もなかった。麗華に対抗するように、麗華の客を次つぎと奪っていく紅子。麗華は苛立ちを覚えて...。
紅子が娼婦になったことが藤堂(石川伸一郎)の耳に入る。娼館に飛び込んできた藤堂の姿に別れを覚悟する紅子。藤堂は無表情に客として紅子を指名して...。
麗華がこっそり眞一(根岸大樹)の様子を見に来る。母の姿を見つけた眞一は、その後をつけていくが...。