第36話 落ちた子爵家
清瀬家の権利書を手に入れた久我山(野村宏伸)が、清瀬の家族を屋敷から追い出す。図らずも、紅子(安達祐実)の復讐は遂げられたが、紅子の心に喜びは湧かなかった。
孝太郎(岸博之)と杏子(越智静香)、そしてミツ(赤座美代子)は、紅子の実家で暮らし始める。一方、太一(久保山知洋)と麗華(木下あゆ美)、眞一の家族は、千鶴(魏涼子)のもとに身を寄せる。そんな折、太一が清瀬家の金を使い果たしていた事実が発覚。さらに絶望の淵に突き落とされる清瀬家の面々。清瀬の女なら、自分の身を持って清瀬を守れ――ミツは杏子にとんでもないことを命令する。そのことを知った紅子は怒りに震え...。